メー ルマガジン「ベトナム株・経済情報」
VOL.329
2015.07.08
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ペトロベトナムドリリング[PVD]は・・・
親会社ペトロベトナムグループが株式50.39%を保有している国内唯一の掘削用リグリース企業。
現段階では競合する国内企業は無く、競合相手は米国の◇Transocean、◇Diamond Offshore、
◇Atwood Oceanic、◇Ensco、◇英国のSeadrillなどの外国企業。
<その他掲載銘柄>
ハウザン製薬[DHG]、FPT情報通信[FPT]、テーゾイジードン投資[MWG]、ビングループ[VIC] 、
マサンインベストメントグループ[MSN]
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CONTENTS
01. ビングループ、ハイフォンでエコパーク建設へ―投資総額22兆VND
02. 週間☆アクセス数上位ランキング!
特集(2015年6月29日~2015年7月5日)
03. 噂のうわさ話
ペトロベトナム・ドリリング[PVD]
04. サイゴン・街角風景
「ベンチェとエビ加工場」
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01. ビングループ、ハイフォンでエコパーク建設へ―投資総額22兆VND
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グエン・タン・ズン首相はこのほど、ビングループ[VIC](Vingroup)に対し、
紅河デルタ地方ハイフォン市ハイアン郡にある周囲を川に囲まれたブーイエン島で
計画されている遊園地・住宅・エコロジーパーク案件を承認した。
同案件の用地面積は872ha。投資総額は22兆VND(約1240億円)で、VICが全額出資する。
別荘エリア(ビラ約1100戸)のほか、36ホールのゴルフ場、遊園地、公園などを建設する。
同案件は2015年中に着工し、2020年に完成する見込みだ。
同案件が完成すれば、同市のみならず近隣地域の観光発展に大きく寄与すると期待されている。
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02. 週間☆アクセス数上位ランキング!(2015年6月29日~2015年7月5日) |
このコーナーでは、前週のベトナム株・経済情報(www.viet-kabu.com)の
アクセス数の多かった記事を紹介いたします。
1 位 外国人保有比率上限緩和、証券分野以外は実施見通し立たず
[205/07/01 14:39 JST新]
http://www.viet-kabu.com/news/industry/150701013254.html
公開会社における外国人投資家の保有比率について規定する
政令第58号/2012/ND-CPを修正する政令第60号/2015/ND-CPが6月26日に公布され、
9月1日より施行される。これにより、海外投資家保有比率の上限を定める必要がない
分野で活動する公開会社では、この上限が完全に撤廃されることになるが、
問題なのはこの分野の選定がまだ終わっていないことだ。
制限対象か否かの選定を担当するのは計画投資省。
同省は現在、各分野を管轄する各機関と協力して分野名簿の作成にあたっている。
だが、この作業がいつ完了するかの見通しは立っておらず、ベトナムも交渉国の
ひとつとなっている環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)における誓約事項にもよっても
かわってくると見られている。
新政令では、特殊な分野で活動する公開会社における海外投資家保有比率の上限は、
政府の規定上限を上回らないとされている。
現行規定では、証券会社における海外投資家保有比率の上限が100%となっているため、
新政令の発効と同時に証券会社における海外投資家保有比率上限が完全に撤廃される
ことになる。
これについて国家証券委員会(SSC)のグエン・タイン・ロン副主席は30日に行われた
記者会見で、「証券会社の場合は新政令をすぐに適用できる」と述べ、
「政令第58号第71条10項で規定される要件を満たす海外投資家は、証券会社株式の
100%を取得・保有することができる。要件を満たさない、または個人投資家の場合は
51%未満となる」と説明した。
なお、政令第58号第71条10項には、◇銀行・証券・保険分野で活動する外国法人で、
出資時点までに設立から2年以上経過していること、◇母国の銀行・証券・保険分野を
管轄する当局により継続的な監視を受けており、母国当局より書面にてベトナムの
証券会社への出資認可を得ていること、◇母国当局がSSCと株式市場管理における
情報共有に関する協定を締結していること、などが盛り込まれている。
2 位 ホアン・アイン・ザライ、上半期税引前利益+42%増―養牛売上計上で
[2015/07/02 16:31 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/150702123353.html
ホアン・アイン・ザライ[HAG]の発表によると、2015年第2四半期の税引前利益は
約5600億VND(約31億6000万円)で、前年同期比で+84%増加した。
第1四半期の税引前利益は前年同期比+10%増4403億VND(約25億円)だった。
これにより、上半期の税引前利益は約1兆VND(約56億円)、前年同期比で+42%の
大幅増となることが見込まれる。
HAGは第2四半期より養牛事業による売上高を計上し始めた。
6月までに肉牛4万3500頭、牛6000頭の計4万9500頭を輸入・飼育しており、
2015年中に肉牛6万頭を出荷する予定だ。2015年末までに肉牛頭数を10万頭、
乳牛頭数を1万3000頭の計11万3000頭へと増やす計画。
なお、2015年業績見通し(自社予想ベース)は、売上高が前年比+75%増の
5兆3470億VND(約302億VND)で、このうち肉牛販売による売上高が
2兆4750億VND(約140億円)と全体の46%を占める。税引前利益は同+18%増の
2兆1000億VND (約118億円)と見込まれている。
3 位 キンド食品、15年利益9.8倍の見通し―子会社売却で
[2015/06/29 13:25 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/150626055252.html
キンド食品[KDC](Kinh Do Corporation)が26日に開催した2015年定時株主総会で、
2015年事業計画及び社名変更案が承認された。
2015年事業計画によると、売上高は前年比▲39.4%減の3兆VND(約170億円)だが、
税引前利益は同9.8倍の6兆5000億VND(約370億円)と見込まれている。
利益が大きく伸びるのは、子会社であるビンズオン・キンド食品 (BKD)の
米大手食品飲料メーカーであるモンデリーズ・インターナショナル
(Mondelez International)への譲渡による特別利益が計上されるため。
2015年現金配当については、額面比14%(1400VND=約8円)で実施される予定だ。
既に決定している同年特別現金配当の額面比200%(2万VND=約114円)と合わせて、
同年現金配当は額面比214%(2万1400VND=約122円)に達する。
特別配当はBKD譲渡完了後に実施される。
また、今回の定時株主総会で、社名変更案が承認された。
新社名は「キドグループ」となる見込み。
これに先立ち、KDCは22日、マレーシアのフェルダ・グローバル・ベンチャーズ・
ホールディングスFelda Global Ventures Holdings=FGV)及び地場インド・トランス・
ロジスティクス・コーポレーション(Indo Trans Logistics Corporation=ITL)との間で、
ベトナムでのパームオイル生産・販売に関する業務提携に関する覚書(MOU)を
締結しており、食用油事業を強化している。
なお、2014年売上高は前年比+8.6%増の4兆9530億VND(約280億円)、
税引前利益は同+7.2%増6630億VND(約38億円)で、年間計画を10%上回った。
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03. 噂のうわさ話 |
※くれぐれもお取り扱いにご注意ください!!
現地投資家は何を考え、何に基づいて投資をするのか?
いろいろと推察しながら、しかし、あくまでも「噂として」お楽しみください。
※こちらの記事はグローバルリンクアドバイザーズ株式会社が、
毎週有料会員向けに配信しているメールマガジン「ベトナム株・経済情報」の
過去記事をご提供いただいたものから「ベトナム株・経済情報」が独自に選んだ、
おもしろい噂を組み合わせて掲載しています。
●グローバルリンクアドバイザーズ株式会社については、こちらをご覧下さい。
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ベトナム現地投資家のうわさ話・ペトロベトナム・ドリリング[PVD]・の巻!
(2015年7月8日 発行ベトナム株通信 第2594号)
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■■■ペトロベトナム・ドリリング[PVD]■■■
ペトロベトナム・ドリリング[PVD](Petrovietnam Drilling And Well Services=PV Drilling)の
親会社、ペトロベトナムグループ(Vietnam National Oil and Gas Group=PVN)は6月17日、
メコンデルタ地方沖における米シェブロン(Chevron)傘下企業の全株式及び運営権を引き受けた。
詳細は以下の通り。
+シェブロン・ベトナム(ブロックB)有限会社(Chevron Vietnam (Block B) Ltd):B&48/95鉱区
における生産物分与契約(PSC)の作業利権42.4%を保有。
+シェブロン・ベトナム(ブロック52)有限会社(Chevron Vietnam (Block 52) Ltd):52/97鉱区
におけるPSCの作業利権43.4%を保有。
+シェブロン南西ベトナムパイプライン有限会社(Chevron Southwest Vietnam Pipeline Co. Ltd):
B&48/95鉱区、52/97鉱区からガスを輸送するメコンデルタ地方沖の天然ガスパイプライン
プロジェクトの作業利権28.7%を保有。
このニュースはPVNの子会社として同グループの掘削事業で優先的に選定されている
PVDにとって極めて有利なもの。
情報筋によると、PVDはB鉱区で稼動する新しい掘削リグ1基に投資するという。
この掘削リグ建造には約16~18か月がかかるため、2016年末または2017年年初より
これによる売上高を計上する見通しだ。
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04. サイゴン・街角風景 |
毎週、スタッフの持ち回りでお届けする「サイゴン・街角風景」。
今週はJoより、「ベンチェとエビ加工場」のお話です。
先日、日本からいらしたお客様とメコンデルタのベンチェ省に行ってきました。
ベンチェ省はホーチミンから車で約2時間弱ほど南西にいったところにあります。
ベンチェはメコン川の最も東にある支流とその西側の2つの支流のそれぞれの
支流の間にある中州(といっても非常に大きいのですが)全体が省になっています。
メコン川から運ばれた肥沃な土壌と、豊富な水源により、ベンチェはココナッツと
ドリアン、バナナ、ランブータン、マンゴスチン、マンゴーなどの各種果物で有名です。
さて、ベンチェ訪問の目的はというと、果物ではなくエビ養殖輸出企業への訪問でした。
訪問先の会社はエビ・魚養殖一筋20年の会社で、以前は日本にもかなり輸出していた
ということですが、日本の検疫が厳しくなったため現在は他国への輸出にシフトさせている
ということです。
そういえば以前、ベトナムでは水産物の養殖に、抗生物質を使用することがあり、
それが原因で日本での検査にに引っかかり、そのためベトナム産のエビすべてが
検査の対象になったり、輸入規制の対象になったりしているというニュースを
読んだことを思い出しました。
担当者の方に案内され、我々は帽子、白衣、長靴で頭から足の先まで完全装備。
さらにゴム手袋をして、さらにその上からアルコール液をかけられ、長靴で5mほどある
消毒液のプールを移動して準備完了、加工場へと進んでいきました。
加工場内は冷房が聞いてひんやりしていました。
エビはこまかい氷と一緒にステンレス製の作業台やプラスチックのカゴに置かれており
外気温推定38度の灼熱の影響を最大限受けないように作業をしていました。
この中でエビの選別、殻剥き、洗浄、冷凍という作業がそれぞれ分けられた作業場で行われ、
海外に輸出されてゆくとのことでした。
工場訪問を終えた我々は、ローカルレストランで食事をした後、観光船をチャーター、
午後の日差しを受けながら1時間ほどメコン川の支流を遡り、最後に、ここ果物の町
ベンチェで果物を買い求め、スコールの中をホーチミンへの帰路に就きました。
(photo by Jo)
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今回は、ここまでです。
最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。
今後とも、「ベ トナム株・経済情報」をよろしくお願いいたします。
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判断はお客様ご自身でなさいますようお願い致します。
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